アバットメントの選択

インプラント補綴では、アバットメントの選択と製作が非常に大切になります
ここでは当社で多く取り扱っているASTRATECインプラントのアバットメントの選択と製作について記載します

abutment

アバットメントは大きく分けて各メーカー出ている既製アバットメントとカスタムアバットメントに分けられます

既製アバットメント(DA・ダイレクトアバットメント)

長所

  • ・インプレッションが簡単
  • ・安価
  • ・技工作業がシンプル

短所

  • ・マージンラインを変更出来ない
  • ・上部構造のエマージェンスプロファイルが不自然になり易い
  • ・テーパーが付きすぎの為、回転脱離しやすい
  • ・高径・角度補正が出来ない

※上部構造の形態アバットメントが細すぎる為、上部構造が外れやすくまたメタルの使用量が非常に多くなる

埋入が近心傾斜しており既製アバットメントでは
上部構造のSETが困難な為カスタムアバットメントで
角度補正する必要がある

カスタムアバットメント

カスタムアバットメントは、プレパレーションタイプ、鋳接タイプ、CADCAMなどがあります

長所

  • ・角度補正が出来る
  • ・マージンラインを自由に設定出来る
  • ・埋入が深いケースに対応出来る
  • ・SGCの設定が可能

短所

  • ・作業が煩雑
  • ・既製アバットメントより高価になる

カスタムアバットメントを製作する際には、wax upを行いシリコンキーを採って、
角度補正やマージンラインを決定します

FDアバットメント(CAD-CAM)
ジルコニア チタン

埋入深度が深く,CADCAMでは高さ制限があり、最初に鋳接アバットメントを製作してから、
CADCAMでジルコニアコーピングを製作してセメントにて合着したケース

製品名 径タイプ 接合タイプ チタン ジルコニア
マイクロスレッド 3.5 Internal × ×
4.0ST Internal
4.5ST・5.0ST Internal
オッセオスピード 3.5・4.0 Internal
4.5・5.0 Internal

各社対応表
http://www.gcdental.co.jp/cadcam/order/list.html

8/22よりオッセオスピードが発売になりマイクロスレッドと混在してわかりにくくなってると思いますが、
アバットメント・上部構造についての相談も受けております

まとめ

インプラントのケースでは、咬合採得後、WAX UPをしてシリコンキーを採得してからアバットメントを選択します
殆どのケースが角度補正が必要か、歯肉ラインに合わせたマージンライン、サブジンジバルカウントゥアー(SGC)の設定をしなければならず、安価という理由での既製アバットメントのセレクトは避けた方がよいと思います
インプラント補綴において、噛めるだけではなく審美的な要求も高くなっている現在では、埋入のポジションと角度が上部構造の形態に非常に影響を与えます
今後、CAD-CAMによるアバットメントの製作が益々増えていき、金属高騰により鋳接タイプのアバットメントは減少していくと思われます

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